公益財団法人山口県ひとづくり財団

山口の歴史を未来につなぐ!-山口県埋蔵文化財センター採用特設ページ―

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公益財団法人山口県ひとづくり財団では、指定管理をしている山口県埋蔵文化財センターにおける令和9年4月採用予定の正規職員(文化財専門員)を募集します。

 

受験案内・応募方法について

採用予定日 令和9年4月1日
採用予定人員 1名程度
受付期間 令和8年6月1日(月)~6月30日(火)
第1次試験 令和8年7月18日(土)
第2次試験 令和8年8月12日(水)

 

詳細は下の受験案内をご覧ください。

 

また、受験手続きに必要な書類については、下の請求フォームからダウンロードをお願いします。

 

 

文化財専門員ってどんな仕事をしているの?

1 発掘調査事業

①発掘から活用までの一貫した業務

②チームによる業務の推進

③調査を支えるマネジメント力の習得

2 専門性を高める取組

①研究紀要『陶塤(とうけん)』への論文掲載

②巡回展における講演会

 

1-① 発掘から活用までの一貫した業務

当センターでは、遺跡の現地発掘調査のみならず、出土品等の資料の整理や報告書作成、その後の保存・活用まで、一貫した埋蔵文化財業務に携わることができます。

発掘

調査員(センター文化財専門員)と作業員が協力して、現地で発掘調査を行います。

表土除去、遺構検出、遺構掘り込み、実測、写真撮影などの工程があります。

 

整理(復元・保存処理)

発掘現場からセンターに持ち帰った土器などの遺物を、洗浄したり接合したりして復元します。

金属や木材などの遺物は、必要に応じて保存処理を行います。

 

 

報告書作成

遺構や遺物について正確に記録し後世に残すため、調査報告書を作成し、委託者や関係機関等に配布します。

 

普及・啓発

調査の成果をセンター展示室や県内各地の巡回展等で展示・公開します。

学校へ出向いて歴史の授業のお手伝いをしたり、教員向けの研修を実施したりもします。

 

1-② チームによる業務の推進

現場での発掘調査業務においても、センターでの取りまとめ・報告書作成業務においても、複数の文化財専門員及び調査補助員、整理補助員がチームを組んで業務を行います。経験の浅い職員も、経験の豊富な職員から学びながら、実務の中で専門性や業務遂行力を高めることができます。

 

1-③ 調査を支えるマネジメント力の習得

発掘調査事業では、調査そのものだけでなく、事業委託者や県の文化振興課などの関係機関との調整、業務管理等にも関わります。実務経験を重ねる中で、調査を円滑に進めるマネジメント力や対外調整力を高め、専門職として成長することができます。

 

2-① 研究紀要『陶塤(とうけん)』への論文掲載

当センターでは、毎年研究紀要『陶塤』を刊行しています。その中に、直近の発掘調査事業の概要とともに、職員個人の調査・研究の成果も掲載しています。

また、所内には数多くの報告書や専門書等があり、研究に適した環境が整っています。

※「陶塤」:中国の伝統的な古代管楽器である陶製の土笛(つちぶえ)。山口県西部の弥生時代集落遺跡から出土したことから、研究紀要のタイトルとして採用した。

 

2-② 巡回展における講演会

県内各地(令和8年度は9市町)で開催する巡回展では、それぞれの会場で会期中に1回ずつ当センター職員による講演会を行います。講師は、当センターの文化財専門員が会場ごとに分担して務めます。

 

ある1日のスケジュール

発掘現場での業務

時刻 内容
8:20 現場着
8:30

チーム内ミーティング(センター職員)

[作業・配置の確認、作業の準備]

9:00

朝礼(センター職員、作業員)

[1日の作業の確認、配置指示、安全確認]

9:10

午前作業[作業員への掘り込み指示、遺構実測]

※途中、1~2回の休憩

12:00 昼休み
13:00

午後作業[作業員への掘り込み指示、遺構写真撮影・実測]

※途中、1~2回の休憩

15:50

片付け、終礼(センター職員、作業員) 

→ 作業員勤務終了

16:00 その日の作業の進捗状況確認、翌日の作業の確認
16:30 現場出発

 

 

センターでの資料整理・報告書作成業務

時刻 内容
8:30

事務作業(契約手続き等)

遺物実測

12:00 昼休み
13:00

遺物実測

遺物写真撮影

17:15

終業

 

 

職員インタビュー

ベテラン職員(50歳代・男性)

 

私がこれまで当センターで行った業務は、発掘調査と報告書作成にはじまり、展示や出前授業、講演会等の普及・啓発活動まで、その内容は多岐にわたります。そのおかげで、埋蔵文化財についてさまざまな角度から考えることができたとも言えます。ひと昔前と比べると発掘調査件数の減少に伴って職員の数が少なくなり、幅広い業務に対応するのは大変なときもありますが、職員間の連携により日々業務を進めています。

私は、この仕事のやりがいは、発掘調査をとおして日々新たな発見に出会えること、その成果を一冊の報告書にまとめ上げたときの達成感にあると感じています。また、普及・啓発活動等をとおして、子どもからお年寄りまで多くの方々と接する機会があり、感謝の言葉を伝えられたときにも、やりがいを感じます。時には、思わぬ質問や指摘を受けることもありますが、それらも自らの学びにつなげてきたつもりです。

山口県は、本州島の最西端に位置し、三方を海に囲まれる等、独特な地理的環境にあります。発掘された遺跡や遺物をとおして、この地の人々がどのように歴史と文化を育んできたのか考えていくことが、自分への課題です。

 

若手職員(30歳代・男性)

 

私は、当センター勤務8年目になります。大学卒業後、最初の4年間は非正規職員として勤務しました。ベテラン職員の方々と一緒に仕事をさせていただき、初めのうちは緊張の毎日でしたが、先輩方から多くのことを学ばせていただく中で、徐々に自分自身も成長を感じ、やりがいも感じるようになりました。そして、好きなことをやはり生涯の仕事としてやっていきたいと強く思っていたところ、幸いにも採用試験に合格し、4年前からは正規職員として働くことができることになりました。

私は、日々県内の遺跡の調査に携わる中で、山口県の歴史は旧石器時代から近現代まで、どの時代もそれぞれ特徴があり面白いと感じています。また、東西に長く海に囲まれた山口県は、それぞれの時代に近隣の九州や四国地域との交流の跡、文化の影響がみられ、そのことも興味深いと感じています。

発掘調査の仕事は時には大変なこともあります。私はこれまで県東部地域の調査を担当しましたが、毎日山口市から往復約140km、3時間ほどの移動は大変でした。また、業務の進め方や業者・作業員さんたちとの連携など、最初のころはうまくいかずに苦労してばかりでしたが、先輩に訊(き)いたり真似たりして進めていく中で、少しずつ乗り越えることができるようになり、一昨年度後半と昨年度は現場主任を務めることができました。

いろいろ苦労もありますが、自分が調査した遺跡の発掘調査が報告書として刊行されたときや、調査の成果を講演や展示解説で県民のみなさんにわかりやすく伝えることができ、満足していただけたときに、私は一番やりがいを感じます。

開発で失われていく遺跡の調査や報告書作成は常に責任と緊張感を伴いますが、これからも貴重な記録を正しく後世に伝えていくために、日々全力で仕事に向き合っていきたいと思います。

 

山口県ってどんなところ?

 山口県は本州の西端に位置し、三方が海に開かれ、東西に中国山地が走り、大きくは、瀬戸内海沿岸地域、内陸山間地域、日本海沿岸地域の3つに分けられ、気候は概して温暖であり、風水害や地震も比較的少なく、全体として住み良い県といわれています。

山口ってこんなとこ!(住んでみいね!ぶちええ山口-山口県の移住支援サイトー)

海にも山にも近く、歴史や自然を感じることができます。また、お魚やお酒などもとても美味しいですよ。

 

発掘調査の成果

山口県埋蔵文化財センターのホームページ内の「やまぐちの遺跡」からこれまでに発掘調査を実施した遺跡の紹介をしています。

 

 

Q&A

Q1 学芸員の資格は必要ですか。

出願時、そして、採用後も必要ありません。

 

Q2 実務経験がなくても大丈夫ですか?

実務経験がないまま、採用後、いきなり発掘作業などを1人で任されることはありませんので安心してください。

当センターの業務はチームで取り組むようにしており、業務を進める中でノウハウを学ぶことができます。

 

Q3 研修はどのように進められるのですか?

文化財専門員の資質向上の研修だけでなく、山口県ひとづくり財団の職員として職位に合った研修や所属以外の管理事務所等での研修の機会を設けています。

 

Q4 給与や休暇などはどのようになっていますか?

給与・休暇などは、県職員(行政職)に準拠しています。通勤手当や住宅手当などの各種手当も財団の規程により支給されます。

始業は8:30、終業は17:15で、時間外勤務や休日勤務はほとんどありません。また、チームで業務を進めているので、お互いがサポートし合って休暇もとりやすい職場です。

長期的に安心して職務に従事し、また、継続的に研究を進めていくことが可能な環境と言えます。

妊娠から出産、育児に関する制度も充実しています。育児や介護との両立もしやすい環境です。

 

Q5 職場の雰囲気や立地は?

埋蔵文化財センターには、管理課、事業課、調査課の3つの課があり、令和8年度は20代から60代まで20人の職員が在籍しています。財団の正規職員(文化財専門員、事務員)のほか、県からの派遣職員や教員OBの文化財専門員、会計年度雇用の調査補助員、整理補助員、事務補助員などの職員がいますが、課や職種の垣根を越えて、みんなが協力して業務を行っています。

また、当センターは県の中央に位置する山口市の中心部にあります。すぐ近くには、県庁や市役所、県立博物館、美術館、図書館、文書館などがあります。山口市は落ち着いた暮らしやすい町であり、また、山口県内は道路がよく整備されているので、現場への往復のほか、県内各地への移動は便利で快適です。