県内の教育関係者、企業の経営者や人事担当者などを対象とした、
ウェルビーイング向上ワークショップ「ウェルビーイングのはじめかた」の第1回目を開催しました。
本ワークショップはタイトルの通り、ウェルビーイングの基本的知識を学び、
個人はもちろん、組織のウェルビーイングを高める秘訣を3回に渡って学ぶものです。
第1回目となる今回のテーマは「ウェルビーイングな人・職場とは」です。
講師はまず、教育にウェルビーイングが取り入れられている理由と、
幸福感と創造性・生産性のパフォーマンス向上の関係性について、データを示しながら説明されました。
「ウェルビーイングを高める4つの因子」については、
どれか1つの因子だけを突出させるのではなく、バランスよく意識することがコツとのことです。
47名の参加者のみなさんの理解が深まったところで、
次はウェルビーイングダイアログカードを用いたグループワークを行いました。
「人生をかけて成し遂げたいことは?」といった52の問いについて考え、話し、
対話をすることで、「やる気」と「信頼関係」を形成できるというものです。
問いの中には、考えをまとめて言葉にすることが難しいものあったようですが、
グループ内で対話を重ねることで、だんだんと自分の考えが整理でき、
笑い声があがるなど、どのグループも大盛り上がりでした。
最後に講師から、
「今日学んだことの中で、これだけはすぐやろうと思ったことを1つなんですか」と問いかけがありました。
参加者のみなさんが、ご家庭やご所属先で何かアクションを起こしていただけることを期待しています。
【参加者の声(アンケート抜粋)】
・ウェルビーイングな組織を実現するため、組織のトップから進んで対話やアウトプットをすることが大切ということが分かった。
・エビデンスに基づいた話で説得力があった。グループで話し合う中で、色々な価値観に触れることができたのがよかった。
・グループのメンバーの多様な意見を聴くことができ、学びが深まった。
・すぐに実践できる取組を教えていただいたので、やる気が湧いてきた。
・企業や学校で実践されている事例を知ることができたので、自分の職場にも活用していきたいと思った。
・子どもたちや先生方に感謝や頑張りを認める言葉をしっかりと伝えたいと思った。まずは感謝を大切にしたい。